気になる新作劇場公開
このところ劇場での鑑賞から遠ざかっていたので、久しぶりのBunkamuraはまばゆいばかり(おおげさ)。おもしろそうな新作チラシを手に、うかれてしまいました。とりわけ銀熊賞をとったパトリス・シェローの新作「ソン・フレール——兄との約束」が楽しみです。前回の「インティマシー」もよかったし……。オドレイ・トトゥ嬢とジュネがまた組む「ロング・エンゲージメント」、原作がセバスチアン・シャプリゾなのが気になりますね〜。劇場予告では、「恋人たちの距離(ビフォア・サンライズ)」の九年後、「ビフォア・サンセット」の劇場予告にのけぞりました。ううむ、デルピーちゃんはともかく、イーサン・ホークが「おぬし、老けたのう」ってかんじでしたが、この年輪は映画のなかでどのように生かされるのかしらん。九年後に出逢ったふたり、こんどはどうなるっていう、どことなくむずむずするような設定がにくいですね。パリ観光のよい映画になっているのではないでしょうか。クロード・ルルーシュ化するか、リンクレイター。カーウァイ、ソダーバーグ、アントニオーニ(健在!)の三本オムニバス「エロス」もおもしろそう。あいかわらず、フェティッシュなかんじの先のお二人とは対照的に、アントニオーニの「若い女性のハツラツ健康美礼讃」の画面がまぶしすぎます。歳をかさねてかえっておおらかになってしまったのでしょうか。
by supersonicxxx
| 2005-01-31 15:42
| 映画一般